浅田次郎さんの執筆された作品を紹介しています。
ある日、目細の安吉一家に客分として現れた、時代がかった老侠客。 その名も山本政五郎―すなわち幕末から生き延びた、清水の次郎長の子分・小政だというのだが…。
表題作「残侠」など、天下の夜盗「天切り松」が六尺四方にしか聞こえぬ闇がたりの声音で物語る、義賊一家の縦横無尽の大活躍八編。粋でいなせな怪盗たちが大正モダンの大東京を駆け抜ける、感動の傑作シリーズ第二弾。
目次
残侠 切れ緒の草鞋 目細の安吉 百面相の恋 花と錨 黄不動見参 星の契り 春のかたみに