浅田次郎さんの執筆された作品を紹介しています。
入婿が藩の公金に手を付けた上、新吉原の女郎を身請けして逐電。
お家を保つために御留守居役が出した名案は「腹を切れ」。
妻にも娘にも「お腹召しませ」とせっつかれ、あとにひけなくなった又兵衛は(表題作)
二百六十余年の太平で、武士の本義が薄れてきた幕末から維新にかけてを舞台に、名手が描く侍たちの物語。
全六篇。