浅田次郎さんの執筆された作品を紹介しています。
売れない作家の唯一の読者は、飼い猫の「民子」だった。
ようやく原稿が売れ始めた頃、彼女は行方知れずになってしまう。
作家が長編小説の仕上げにかかっていた寒い夜、民子はぼろぼろになって戻ってきた。
ただひと言、作家に「おめでとう」というために―。
浅田次郎自身の実話に基づき描かれた、映画のように切なくあたたかいフォト・ストーリーブック。