惜しまれつつも最終巻
小説家としての人生を私はついに手に入れた!
取材で海外に行った。映画の原作になった。高額納税者にもなった。
パリに行った。自分の作品の映画も出来た。そして、ガッポリ税金も納めた……。このエッセイは、無名の物書きが小説家になるまでのサクセス・レポートとして読んでほしい。
さあ、泣いて笑って、みんなでサクセスしよう!
惜しまれつついったん連載を終了した、不滅の痛快エッセイ、とりあえずの最終巻!
目次
意思の疎通について
三たび霍乱について
ふたたび真夜中の伝言について
現場検証について
オートメーションについて
歓迎について
福音と孤独について
白兵戦について
攣について
メイド・イン・ジャパンについて〔ほか〕