浅田次郎さんの執筆された作品を紹介しています。
厄介な神様にとり憑かれた貧乏旗本・彦四郎。 窮地に追い込まれた男の選んだ、真実の生きる道とは。
限りある命が虚しいのではない。 限りある命ゆえに輝かしいのだ
時は幕末動乱の時代、貧乏旗本の次男の身ながら、その才を見込まれて大身の入婿となった彦四郎。
だが、跡継ぎを授かったとたん離縁され、実家に出戻るはめに。
ふとした気まぐれから、荒れ果てた祠を拝んだ彦四郎の前に現れたのは、神は神でも人に仇なす神だった……。