浅田次郎さんの執筆された作品を紹介しています。
そして王者は、長城を越える。
龍玉と天命を信じ、戦いに生きる。英雄たちの思いは、ただ1つ。
ついに歴史が動く。感動の最終章。浅田次郎の最高傑作、堂々完結!
「答えろ。なぜ宦官になどなった」
「将軍はなにゆえ、馬賊などにおなりになられたのですか」
最後の宦官になった春児と、馬賊の雄・春雷。
極貧の中で生き別れた兄弟は、ついに再会を果たし、祖国は梁文秀の帰国を待ち望む。
龍玉を握る張作霖。玉座を狙う袁世凱。
正義と良識を賭けて、いま、すべての者が約束の地に集う。