【発売:2003年5月】
昭和四十四年、京都。 大学の新入生で、大の日本映画ファンの「僕」は友人の清家忠昭の紹介で、古き良き映画の都・太秦の撮影所でアルバイトをすることになった。 そんなある日、清家は撮影現場で絶世の美女と出会い、激しい恋に落ちる。 しかし、彼女は三十年も前に死んだ大部屋女優だった―。 若さゆえの不安や切なさ、不器用な恋。失われた時代への郷愁に満ちた瑞々しい青春恋愛小説の傑作。 |
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